1.山本家の由来
黒部川扇状地を眼下に「山本家」は「納屋門」をくぐると600m2の民家があります。
今から230年ほど前の江戸時代前半の建物であります。当家の9代目の当主「山本恵
通」氏が昭和63年に、この建物を当時の宇奈月町(現在は黒部市)に寄付し「農村文化伝
承館(山本家)」として、かまどを使った自炊等、古き懐かしい農村の素朴な生活を体験
する貴重な施設として利用されています。
この山本家には、明和(メイワ)6年当時の書類が残るなど、240年以上前からここに定着
し、タバコ、養蚕の振興や肝煎(キモイリ)、戸長、郡会議員など政治面にも関与し、寺小
屋教育に努力し、郷土の発展に寄与していた。
*明和というのは江戸中期(1764~1772年)の年号で、当時は後桜町天皇・後桃
園天皇の時代。
*肝煎(キモイリ)というのは諸事の 世話をする人で、江戸時代には名主・庄屋の別名でもあ
り,武家,町人の社会でも中心的存在の人や役目のこと。この「肝煎」という役職
は、1889年の市町村制施行により町長とか村長と改称された。
2.施設の概要
*施設の概要
建 物:木造2階建て建築
部屋数:16部屋
全畳数:130枚
(宿泊人数は、40名まで可能です。)
浴 室:2箇所
水洗トイレ:2箇所
共同炊事場:2箇所
囲炉裏:1箇所
食 堂:1箇所
釜 戸:3基
(2階には、古い文書、陶器、農具等の展示もあります)
*施設は、衛生面から黒部市の「上・下水道が完備」されています。
*施設を利用(宿泊、日帰り、見学)される場合は、事前に予約をしていただきた
く、お願いいたします。
*水曜日は、原則として休館日ですが、その日が祭日等の場合は、翌日が休館日となり
ますので、休館日以外の日に午前9時から午後4時までの間に電話(0765-65-2038)
でお問合せのほどをお願いします。
3.利用料金
宿 泊:高校生以上は、1,080円/人
小・中学生は、720円/人
*小学生未満は無料ですが、別途に寝具を使用される場合は
小・中学生と同額となります。
*宿泊者が居られる場合は、当直者がつきます。
注)
1)チェックインは、原則として13:00以降です。
2)チェックアウトは、10:00までです。
3)宿泊当たっては、寝具付きとなっていますが、宿泊の初日のみ寝具類のクリ
ーニング代として別途に200円/人を頂戴いたします。
日帰り:高校生以上は、540円/人
小・中学生は、300円/人(小学生未満は無料)
注)
1)日帰りのチェックインは、原則として13:00以降です。
2)また、チェックアウトは、16:00までです。
見学入館:午前9時~午後4時までの間で、100円/人
(小学生以下は無料です)
「囲炉裏」の使用は無料ですが、使用される場合は「薪」ではなく「炭」を使用していただ
きます。なお「炭」は当館において500円/3kgで販売していますが、持参されてもよろしい
です。
4.食 事
食事は自炊でお願いします。なお、鍋や釜、それに付随する用具の他、食器類は
有料でお使いいただけます。
食器類等の貸し出し価格
3人分までは300円/1式
4~7人分は510円/1式
8人以上分は800円/1式
5.参考までにお知らせ
コインランドリーは6.5kmぐらい離れた「浦山」という地区にありますが、キャン
プ場にドラム式の乾燥機付き全自動洗濯機(容量7kg程度、パウダーの洗剤付き)が
利用可能です。
(キャンプ場「TEL : 0765-65-1567」にお問合せください。
6.山本家利用の参考提案
1)料理体験
農村生活を体験する施設ですので、農村の古い施設での食事の準備をしていただきますが、かまどを使ってご飯をたくことも可能です。
2)工作作り
周辺の小枝、木の実、竹等を使った工作づくり等々
3)ふれあい、絆
昔の家族のふれあいを思い出し、囲炉裏を囲んでの食事会や家族談義。また、
友達同士の絆作りなどなど・・・・。
*いろんな活用があると思います。
*また、山本家を管理する私どもも、出来うる限りお手伝いさせていただきますの
で、是非ご活用ください。
*注意事項
1)原則として、午後9時30分には消灯してください。
2)午後10時以降は、シェアーで利用されている方や近隣の住宅に迷惑となる「大
声での会話」や「奇声」をあげないでください。
3)自炊等で出るゴミは、黒部市指定の「ごみ袋(燃やせるゴミと燃やせないゴミの2
種類の袋が有ります。)」に仕分けして入れてください。
ゴミ袋は、管理事務室でも、原価(20円/1袋)で購入できます。
***** これからも、随時に山本家の情報を提供していきますので、よろ
しくお願いします *****